あいにできることはまだあるかい
なにももたずに　うまれおちたぼく
とわのすきまで　のたうちまわってる
あきらめたものと　かしこいものだけが
しょうしゃのじだいに　どこでいきをすう
しはいしゃもかみも　どこかたにんがお
だけどほんとうは　わかっているはず
ゆうきやきぼうや　きずなとかのまほう
つかいみちもなく　おとなはめをそむける
それでもあのひの　きみがいまもまだ
ぼくのぜんせいぎの　どまんなかにいる
せかいがせなかを　むけてもまだなお
たちむかうきみが　いまもここにいる
あいにできることはまだあるかい
ぼくにできることはまだあるかい
きみがくれたゆうきだから
きみのためにつかいたいんだ
きみとわけあったあいだから
きみとじゃなきゃいみがないんだ
あいにできることはまだあるかい
ぼくにできることは　まだあるかい
（さだめとはつまり　さいころのでため？
はたまたかみの　いつものきまぐれ
えらびえらばれた　ぬげられぬよろい
もしくははるかな　ゆらぐことないいし
はたさぬねがいと　かなわぬさいかいと
ほどけぬごかいと　ふりつもるぞうおと
ゆるしあうこえと　にぎりしめあうてを
このほしはきょうも　かかえていきてる
あいにできることはまだあるかい？
ぼくにできることはまだあるかい
きみがくれたゆうきだから
きみのためにつかいたいんだ
きみとそだてたあいだから
きみとじゃなきゃいみがないんだ
あいにできることはまだあるかい
ぼくにできることは　まだあるかい
なにもないぼくたちに　なぜゆめをみさせたか
おわりあるじんせいに　なぜきぼうをもたせたか
なぜこのてをすりぬける　ものばかりあえたか
それでもなおしがみつく　ぼくらはみにくいかい
それとも、きれいかい
こたえてよ
あいのうたも　うたわれつくした
あまたのえいがで　かたられつくした
そんなこうやに　うまれおちたぼく、きみ　それでも
あいにできることはまだあるよ
ぼくにできることはまだあるよ